エンドユーザーを想うモノづくり
DPG(オンデマンド印刷機オペレーター) 2011年入社
INTERVIEW 先輩の声
印刷会社でスキルを活かす
大学では情報学部に在籍し、独学でWebコーディングやデザインについて学んでいました。就職活動ではWeb関係の仕事を探していましたが、そもそも求人自体が少ない就職氷河期時代でした。そんな中、視野を広げた時に見つけたのが印刷業界だったのです。
入社から3年間はInDesignソフトを使った編集作業を担当。その後、版を使わないデジタルプリントを扱う部署へ異動し、印刷機のオペレーターへと転身しました。担当業務とは別に、当社のホームページやECサイト「プリントショップ・一作屋」の立ち上げ時にコーディングを担当したことも。思いがけずWeb関係の仕事に携わることができ、非常に良い経験になりました。
現在は、「シュアプレス」という印刷機のオペレーターとして、シールやステッカー、ラベルなどの印刷・加工を担当しています。お客様の使用用途は、成分表示ラベルや工業製品シール、商品パッケージ、オリジナルグッズなど多岐にわたります。扱う素材も豊富にあるため、お客様の使用用途に合わせて最適なものを選んでご提案することも。大きなイベントやアーティストグッズをつくる機会もあるので、SNSなどで反応を見つけると嬉しくなりますね。
喜んでほしい、ただそのために
心がけていることは2点あります。1つ目は“余裕を持つこと”。納期の短い仕事が急に入ってきても良いように、スケジュールよりも前倒しで作業を進めています。ミスのない仕事をするためにも、効率的に業務を進め、時間にも心にも余裕を持つようにしています。
2つ目は“エンドユーザーを想うこと”です。「実際に使うエンドユーザーの手に渡ったとき」のことを考えて作業すると、自然と作業の手も丁寧になります。しかし、誰かの手に渡ることは楽しみな反面、心配な面も。綺麗な印刷はもちろん、用途に合わせて問題なく使用できる品質を提供し、喜ばれる商品をお届けすることが日々の目標です。そんな私たち作り手の想いも、商品を通して伝わると嬉しいですね。
やってみる精神で成長を止めない
当社の良いところは、何よりも“人が親切”なところです。入社してから3つの部門を経験しましたが、皆さん優しく迎え入れてくれました。1人で業務を背負いこむことはなく、チームで進行していこうという風潮も魅力の1つです。アイデアや仕事の進め方は個人に委ねられる部分もありますが、役職や年齢関係なく意見を通せる風通しの良さがあると思います。
もう1つ、基本的に“仕事を断らない”ところも良い面だと思います。お客様から寄せられるさまざまな要望の中には、実績経験のない新しい仕様や使い方があることも。正直、「やってみないとわからない」というご相談もありますが、「やったことないからできない」と断るのではなく「とりあえずやってみる」という対応をしています。お客様と一緒に、1つのゴールに向けて試行錯誤する時間は非常に有意義なものです。私たち自身も勉強になりますし、新しい可能性を見つけることができるため、頼りにしていただいて本当に有難いと感じています。頼り甲斐のある印刷オペレーターとして、今後もお客様に喜んでもらいたいという想いを持ち続けていきたいと思っています。